Manjaro KDE デスクトップをカスタマイズしました

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前回までは、Manjaro KDE 19.2 のダウンロード、ベリファイ、インストール、初期設定を行いました。

Manjaro のダウンロード、ベリファイ - In my mind

Manjaro 19.0.2 KDE エディションを VirtualBox にインストールしてみた - In my mind

Manjaro インストール直後にやること12選 - In my mind

今回はつづいて Manjaro KDE デスクトップをカスタマイズします。

目次:

テーマの変更

グローバルテーマを変更

まず、これがデフォルトのテーマ「Breath2」です。

Breath2
デフォルトのテーマ「Breath2」

テーマを変更するには、

スタートメニュー > KDE システム設定 > グローバルテーマ を開きます。

グローバルテーマ画面

右下の「Get New Global Themes...」と書かれたボタンをクリックして新しいグローバルテーマをインターネット上からダウンロードします。

評価やダウンロード数によると Mac っぽいテーマが人気のようです。

McMojave
Mac 風のグローバルテーマ

McMojave プレビュー
McMojave プレビュー

Windows10 っぽいテーマもあります。

We10Xos
Windows10 風のグローバルテーマ

We10Xos プレビュー
We10Xos プレビュー

今回は Nordic KDE を選択しました。

落ち着いた色合いが気に入ったので。

Nordic KDE
Nordic KDE

Nordic KDE プレビュー
Nordic KDE プレビュー

ボタンをクリックしてインストールしたら、グローバルテーマ画面で Nordic を選択、適用します。

Nordic を選択して適用

上品なデスクトップ画面の出来上がり。

と思いきや、何かがおかしい。

あれ?? フォルダアイコンをはじめ、一部のアイコンが表示されてないぞ!?

調べてみると、Nordic にはアイコンが含まれていないことが分かりました。

仕方がないのでアイコンを別途ダウンロードしました。

アイコンセットを変更

Breeze Chameleon Dark

Breeze Chameleon Dark です。

フォルダアイコンの色がテーマのカラースキームに合わせて変わります。

さすがカメレオン。

KDE システム設定 > アイコン 画面から、右下の「新しいアイコンを取得」ボタンをクリックして Breeze Chameleon Dark を探してインストールします。

アイコンを変更

インストールが済んだら Breeze Chameleon Dark を選択して「適用」ボタンをクリック。

Nordic のカラースキームが反映された落ち着いた色合いのフォルダアイコンになりました。

アプリケーションスタイルにも Nordic を適用

KDE システム設定 > アプリケーションスタイル 画面の右下「Download New GNOME/GTK Application styles」ボタンをクリック。

GTK3テーマから Nordic を探してインストールします。

GTK3 の Nordic をインストールすれば GTK2 にも適用できます。

アプリケーションスタイル

GTK3 アプリケーションスタイルをダウンロード
GTK3 アプリケーションスタイルをダウンロード

Nordic GTK アプリケーションスタイルのプレビュー
Nordic GTK アプリケーションスタイルのプレビュー

デスクトップの壁紙を変更

デスクトップ上の開いてるところで右クリックし、右クリックメニューから「デスクトップを設定」を開きます。

デスクトップを設定

壁紙を選択

今回は Manjaro KDE にプリインストールされていた壁紙のひとつを選択しました。

ここまででデスクトップはこんな感じになりました。

ここまでのデスクトップ

パネルをカスタマイズ

スタートメニューを選択

デスクトップ左下のスタートメニューにはどんなのが用意されているか見てみましょう。

スタートメニューを右クリック。

スタートメニューを変更

「代替を表示」をクリック。

代替ウィジェット

  • アプリケーションダッシュボード
  • シンプルメニュー
  • アプリケーションメニュー
  • アプリケーションランチャー(デフォルト)

以上 4つが用意されています。

アプリケーションダッシュボードは画面全体を覆うタイプのメニューです。

GNOME のに似てますね。

アイコンも大きく、画面の小さいノートパソコンやネットブックに向いていると思います。

アプリケーションダッシュボード

シンプルメニューはアプリケーションダッシュボードに似てますが、画面全体を覆わないタイプです。

シンプルメニュー

アプリケーションメニューはシンプルな階層表示のメニューです。

アプリケーションメニュー

今回はデフォルトのまま、アプリケーションランチャーにしました。

アプリケーションランチャー

パネル上のアイコンを移動する方法

パネル上のアイコンが載ってないところで右クリック。

右クリックメニューから「Edit パネル」をクリック。

パネルをカスタマイズ

アイコンをドラッグ&ドロップで好きな位置に移動できます。

今回は「デスクトップを表示」と「ごみ箱」アイコンを左側に持ってきました。

アイコンを移動

デジタル時計の改善

デフォルトの KDE デスクトップで特に気に入らない部分があります。

右下のデジタル時計です。

文字が大きすぎます!!

卵焼きに混入した殻のようにデスクトップ全体の雰囲気をぶち壊してます。

で、改善方法なのですが、デフォルトの「デジタル時計」にはフォントの大きさを設定できる項目がありません。

なので他の時計ウィジェットをダウンロードします。

デスクトップ上の開いてるところで右クリックし、右クリックメニューから「ウィジェットを追加」を開きます。

ウィジェットを追加

ウィジェットの追加画面下段、「Get New Widgets...」ボタンをクリック。

Get New Widgets...

「Event Calendar」を探してインストールします。

Event Calendar

インストールしたらデジタル時計を右クリックし、右クリックメニューから「代替を表示」を開きます。

デジタル時計の代替を表示

代替ウィジェットに Event Calendar が追加されているので、クリックして選択します。

代替ウィジェットを表示

デフォルトのデジタル時計が Event Calendar に置き換わりました。

ではさっそく Event Calendar の設定をします。

Event Calendar を右クリックし、右クリックメニューから「Event Calendar を設定」を開きます。

Event Calendar を設定

「Fixed Clock Height」欄にお好みでフォントサイズを指定します。

時計の文字の大きさを設定

「Timezones」タブに地域を複数追加することができます。

時計をホバーしたときに追加した地域の現在時刻が表示されます。

ただ、略号がヨクワカランw

Timezones

「Calendar」タブでは Google カレンダーと連携できます。

Google カレンダー、使ってないし使いたくない。

他のサービスのカレンダーとも連携できればいいのに。。。

Calendar

「Weather」タブで「City id」を設定すると、カレンダー上に天気予報が表示されます。

「Find City」ボタンをクリックして、「abashiri」とかローマ字で検索すれば OKです。

Weather

「Holidays」タブで設定した地域の祝祭日をカレンダー上に表示することができます。

「jp_ja」にチェック入ってないのに日本の祝日は表示されてたけどね。。。

Holidays

以上、設定が完了した Event Calendar がこちら。

控えめに言って、コレは良い!

設定が完了した Event Calendar

タイマー機能のおまけ付き。

パネルにシステムモニターを表示する

デスクトップ上の空いてるところで右クリックし、右クリックメニューから「ウィジェットを追加」を開きます。

ウィジェットを追加

ウィジェットの追加画面下、「Get New Widgets...」ボタンをクリック。

Get New Widgets...

「SysMon Plasmoid」を探してインストールします。

SysMon Plasmoid

SysMon Plasmoid をパネルに追加

ウィジェットを追加」から SysMon Plasmoid をパネルにドラッグ&ドロップで追加します。

SysMon Plasmoid をパネルにドラッグ&ドロップ

SysMon がパネルに追加されました。

しかしこのままでは動作しません。設定してやる必要があります。

SysMon のアイコンを右クリックし、右クリックメニューから「SysMon を設定」を開きます。

SysMon を設定

「System Monitor Data Sourse」タブを見てもナンノコッチャ、さっぱり分かりません(_)

System Monitor Data Sourse

まずは「Examples」タブから使えそうなのを選びましょう。

「CPU circular monitor」なんて良さそうですね。

Examples

CPU circular monitor をクリックして選択したら、「Configuration」タブや「System Monitor Data Source」タブに移動して設定します。

Configuration

メモリ使用状況やネットワーク IO なども表示させたい場合は、「ウィジェットを追加」から SysMon Plasmoid を必要な数だけパネルにドラッグ&ドロップで追加します。

しかる後、それぞれの表示項目を設定しましょう。

最後にシステムモニターとタスクトレイの間にスペーサーを設置します。

スペーサーを追加

完成図

今回、カスタマイズが完成したデスクトップがこちらです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

カスタマイズが完成したデスクトップ

今後の課題

  • フォルダアイコンの他も落ち着いた色合いのアイコンセットがほしい。
  • システムモニターの色もテーマに合わせたい。