【解決】 NTFS だとゴミ箱が使えない件 【Linux Mint】
Windows と共用しているストレージのファイルシステムが NTFS になっておりまして、Linux Mint 上からファイルを消去するさいにゴミ箱が使えずにおりました。
いままで直接「削除」してきたのですが、先日必要なファイルまで「削除」してしまうという事故を起こしてしまいました。
このときは Windows を起動してデータ復元ソフトを使用することで運良く復旧できましたが、コノママデハイカン。。。
ネット上を検索してみると、、、
ありました!
先人の知恵に感謝!!!
Ubuntuでntfsなストレージのファイルを消すときゴミ箱が使えない問題の解決方法。 | ちぇけブロ
まずは「ntfs-3g」がインストールされているか確認。
ターミナルで下記のコマンドを実行。
whatis ntfs-3g
すると下記のように返ってきたので、ntfs-3g がインストールされていることが分かりました。
ntfs-3g (8) - Third Generation Read/Write NTFS Driver
つづいて /etc/fstab の記述を修正。
UUID=12345678910 /mnt/mount_point ntfs- auto 0 0
上記のような記述で自動マウントしている部分を下記のように書き換えます。
UUID=12345678910 /mnt/mount_point ntfs-3g uid=user_name,gid=user_name 0 0
「UUID=12345678910」「mount_point」「user_name」の部分は自分の環境に合わせて置き換えます。
これで NTFS でもゴミ箱が使えるようになりました。
テストファイルを作って「ゴミ箱へ入れる」⇔「もとに戻す」と試してみましたが、うまく行っています。
このままではファイルマネージャーにハードディスクが表示されていないので「ディスク」ユーティリティから設定します。
メニューから「ディスク」ユーティリティを開きます。
対象のディスクを選択して歯車アイコンをクリック。「マウントオプションを編集」をクリック。
「ユーザーインターフェースに表示する」をチェックすると、「シンボリックリンクのアイコン名」の下ラベルのない入力欄に「x-gvfs-show」と追記されます。
右下の「OK」ボタンをクリックすると、パスワードを求められるので、ログインパスワードを入力して完了。
これでファイルマネージャーに表示されるようになりました。
というかコレ、ビクビクしながら fstab を編集しなくても「ディスク」ユーティリティからゴミ箱使えるように設定できるのでは。。。
手順としては
- 「ntfs-3g」がインストールされているか確認する。無ければインストールする。
- マウントオプションを開く。
- 「ユーザーセッションのデフォルト」を非活性にする。
- 「シンボリックリンクのアイコン名」の下、ラベルのない入力欄に
uid=○○○,gid=○○○
と入力。○○○の部分には自分のログイン名をいれる。 - ファイルマネージャーにハードディスクを表示したい場合は「ユーザーインターフェースに表示する」をチェック。
- 「ファイルシステムのタイプ」に
ntfs-3g
と入力する。 - 「OK」ボタンをクリックしてパスワードを入力して完了。
これで設定できそうですね。試してないけど、多分。。。
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